-更年期に見られる主な症状について
更年期症状は個人差があり、程度や症状の出現頻度も異なります。
これらの症状は、女性ホルモンであるエストロゲンの減少に関連しており、身体的な症状や精神的症状が重なりつらいというミドルエイジの女性も多いはず。
一般的に多いと言われる更年期症状を見てみましょう。
◆ホットフラッシュ(ほてり、ほてり感)
突然の顔や体のほてり感、発汗、動悸など。
◆夜間の発汗と寝汗
就寝中の多汗。
◆不眠症
睡眠の質が低下し、寝つきが悪く、夜中に目が覚めやすい。
◆情緒不安定
急激な気分の変動やイライラ、感情の不安定さが見られる。
◆疲労感
疲れやすくなり、エネルギーが不足しやすい。
◆集中力低下と記憶力の減退
注意力が散漫になり、物事を覚えにくくなるなど。
◆その他
身体的症状:頭痛、肩こり・腰痛、動悸、息切れ、冷え性、めまいなど
精神的症状:無気力、うつ症状、不安感など
-プラセンタの効果について
プラセンタが更年期に効果があるとされる理由は、プラセンタに含まれる成分が身体の様々な機能に影響を与え、特に美容や健康に対して良い影響を与える可能性があるからです。プラセンタの成分と特徴を参考に見てみましょう。
◆ホルモンバランスの調整
プラセンタにはホルモンに関与する成分も含まれていると考えられており、これがホルモンや自律神経のバランス調整に寄与し、更年期症状の軽減に繋がる可能性があります。
◆豊富な栄養素
プラセンタにはアミノ酸、ビタミン、ミネラル、成長因子、ヒアルロン酸、コラーゲンなどが含まれています。これらの成分は、身体の代謝や組織の機能に寄与し、特に肌の健康や再生に良い影響を与える可能性があります。
◆抗酸化作用
プラセンタには抗酸化物質が含まれており、これが細胞の酸化ストレスを軽減することで、老化や炎症の緩和に寄与する可能性があります。
ただし、これらの効果に関してはまだ研究が進んでおらず、科学的な裏付けが限られています。更年期症状の治療や緩和には、確立された医学的なアプローチがあり、医師との相談が大切です。プラセンタを含む製品を使用する場合は、安全性や有効性について慎重に検討し、医師に相談することも重要です。
-プラセンタ注射での治療
そもそも、更年期障害の原因は女性ホルモンの減少にあります。
女性ホルモンにはエストロゲン、プロゲステロンなどがありますが、プラセンタにはエストロゲンの材料になるエストラジオールという物質を増やす特徴があるとされています。
更年期になると、このエストラジオールの数値が下がり、様々な更年期症状が起きるという仕組みです。
このような更年期障害の治療の方法として、ホルモン補充療法や抗うつ剤、安定剤などを使用した薬物治療が挙げられますがなかなか手を出しづらいという方が多いのではないでしょうか。そこで、注目されているのがプラセンタ注射による治療です。プラセンタを注射することでホルモンバランスを調整し更年期の症状を和らげる方法が多くのクリニックでも導入されてきています。
-プラセンタ注射のデメリット
しかし、ここで気になるのが注射によるデメリット。
体内に直接注射するとなると、いろいろ不安がありますよね。そこで、プラセンタ注射によって考えうるデメリットをいくつかご紹介していきます。
➀感染のリスク
注射に伴うプラセンタ製剤の導入は、感染症のリスクを伴います。不適切な衛生管理や製品の不適切な取り扱いが行われた場合、感染が起こる可能性があります。
②献血が制限される
感染症による安全性が確実に証明されていないため、プラセンタ(ヒト胎盤エキス)の注射剤を一度でも使用したことのある方は献血が制限されます。
③アレルギー反応
プラセンタ注射に対してアレルギー反応が生じる可能性があります。アレルギー体質の人は、プラセンタ由来の成分に対して過敏反応を示すことがあります。
-プラセンタ注射以外の摂取方法について
プラセンタと検索すると、ほとんどが注射の情報やクリニックの紹介になっていますが、実はその他にも摂取方法はあります。
注射以外にプラセンタを摂取する方法としてプラセンタサプリ・ドリンクが挙げられます。これらはインナーケアとして簡単に取り入れることができ、ハードルが低く始めやすいのが特徴です。インナーケアとはいえ医療機関で処方されるものは、更年期障害の症状を緩和する効果が期待されるものもあります。
また、プラセンタ注射は直接体内に入れるため即効性がありますが、サプリメントやドリンクは比較的緩やかに効果が出始めるので徐々に始めていくことができるのも安心材料。
-プラセンタドリンクの選び方について
・JHFA認定
一部の市場では、安全性が確保されていない違法なプラセンタ製品が出回っていることが報告されています。違法な製品の使用は、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。インナーケアは自社基準で製造・販売されているものが多いので、第三者機関によって安全性を認められたものを選ぶと安心です。JHFA認定されているものは、公益財団法人 日本健康・栄養食品協会が制定した厳格な規格・基準をクリアしているため、品質に安全性があることが認められています。インナーケアを選ぶときは、JHFAマークがあるものを選ぶと良いでしょう。
・生プラセンタは危険?!
最近流行の「生」という表記。「生ビタミンC」「生コラーゲン」など美容関係でもよく見かける表記。「生」が付くだけで身体に良い気がしてしまいますよね。
ですが、プラセンタの場合はそうとは限りません。
インナーケア用のプラセンタの多くは、加熱処理を行い、ウイルスや細菌を殺菌しています。最近では、加熱殺菌処理をしていない「生プラセンタ」も多く販売されていますが生プラセンタは日本健康・栄養食品協会(JHFA)の規格基準に合致していないため、安全だとは言い切れません。サプリメントやドリンクで取り入れる場合は安全が確保されたものをお選びいただくことをおすすめします。
・成分の配合量と純度
プラセンタをサプリメントやドリンクで摂取するときは、プラセンタ原末の配合量と純度が高いものを選ぶと良いでしょう。有効な成分の配合量が高く、純度が高いものほど、更年期障害への効果が期待できます。プラセンタの配合量と純度が一切明記されていないものは、選ぶべきではありません。配合量は基本的に多い順に記載されているため、購入前にチェックすることをおすすめします。
-TOKYO PLACENTA 20cc
TOKYO PLACENTA 20ccのプラセンタは原材料がプラセンタとクエン酸のみ。
他の人工甘味料や保存料などは一切使用していません。
プラセンタには独特な風味があるため、多くのプラセンタドリンクは風味を調整するために様々な甘味料が使用されていることが多いです。そして甘味料を入れることでそれらの品質を保持するために様々な保存料を添加することがあります。
TOKYO PLACENTA 20ccはプラセンタの研究を60年間し続けた原料メーカー、一丸ファルコスが創り出した最もシンプルで濃厚なプラセンタ。余計なものをそぎ落とし、純度を高めることで、効果はもちろん安全性にも配慮されたプラセンタになっています。
-あとがき
厚生労働省が女性の更年期に対する意識調査を行ったところ
女性:40~49歳 28.3%
50~59歳 38.3%
が自身の体調に更年期障害を感じることがあると答えています。しかしその中でも実際に病院へ行ったという女性は少なく、多くの方が症状を自覚しながらも病院へは行っていないということが分かります。
(厚生労働省/更年期症状・障害に関する意識調査(結果概要):https://www.mhlw.go.jp/content/000969166.pdf)
このように、更年期障害を感じていてもなかなか病院へは行かないという方に、一つの選択肢として考えていただきたいのがプラセンタのインナーケア。
薬物治療や注射とは違い、自分のリズムで簡単に生活に取り入れることができるのでおすすめです。ドリンク、サプリメントと種類も様々ですが、先述した選ぶポイントを参考に、自分の身体に合う商品を見つけていただければと思います。